基本情報

鹿児島市から約380Km、沖縄島から約300Kmに位置する、南の島の北限。

座標:北緯28度19分/東経129度22分
面積:712㎢ (沖縄本島-佐渡島に次ぐ大きさ)
人口:約6万5,000人

島の面積の80%以上は山岳で、原生な亜熱帯多雨林が広がる。
年間平均降水量は3000mm前後と、四季を通じ、温暖多雨。
6月~10月にかけては、沖縄諸島と同じく、台風の接近と通過が多い。

「生きた化石」とも例えられる、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなど、固有種・希少種あふれる動植物の宝庫。
サンゴ礁を含む海だけでなく、奄美市住用町に位置するマングローブ林は、西表島に次ぐ国内2番目の面積を有する。
近年では、毎年1月中旬~3月末にかけてザトウクジラの観察数が増え、沖縄諸島に次ぐホエールウォッチングができる島として人気が出てきている。(奄美大島ではホエールスイムも可)

歴史的には、琉球王朝時代-薩摩藩時代-アメリカ占領時代と、複雑な時代背景があり、島北部を中心にカトリック教会が多く見られるなど、様々なモノが融合された独自の文化を感じることができる。

 

気温・水温

夏の最高水温が29℃前後、冬の最低水温が19℃前後。

6月~11月中旬までは、水温が25℃以上あるので、ウエットスーツがオススメ。
11月下旬~5月にかけて、水温が25℃を下回る。
最も寒い1月~2月は、水温が18℃まで下がるポイントもあるため、ドライスーツがオススメ。

寒がりな人は、年間の半分をドライスーツを着て潜っている。
沖縄感覚でいると、意外と寒いので注意。

アクセス

飛行機・フェリーで。関空・成田発のLCCが人気。

飛行機では直航便だと、鹿児島空港または那覇空港から奄美空港まで約60分。
羽田空港から約2時間、成田空港から約2時間30分。
伊丹空港、関西空港から約1時間30分。
福岡空港から約1時間20分。
その他、神戸空港や中部空港からは、鹿児島経由便を利用する人も増えている。

フェリーは鹿児島新港から奄美名瀬港まで約11時間、那覇港から奄美名瀬港まで約13時間。
フェリー利用だと、なんとも長い旅路になってしまうが、複数本ダイビングをした後は、最低でも18時間以上は飛行機に乗ることができない。

奄美大島から沖縄本島までの旅路の途中には、徳之島-沖永良部島-与論島と3つの離島を経由する。
時間に余裕のある人は、フェリーでのんびり移動しながら近隣の離島観光をするのもいいかもしれない。

 

ビーチ(北部)

冬~春先の北部ビーチはウミウシパラダイス。

奄美大島のウミウシシーズンは、1月下旬頃からピークを迎え、5月上旬まで比較的多くのウミウシを観察することができる。
1月下旬~3月まではビーチポイント、3月~5月上旬まではボートポイントでウミウシが多く観察できる。
5月中旬からは少しずつウミウシの観察数が減少していき、1年の中で最もウミウシが少ない時期は秋(9月~11月)。

奄美大島は”大島”というくらいだから、大きくて広い。
北部・中部・南部と大きくエリアが分かれていることを頭に入れておきたい。
ここでは、北部で特にウミウシが観察できる、著者お気に入りの3つのビーチポイントを紹介する。

倉崎海岸

アクセス:奄美空港から車で約25分
施設:トイレ・シャワー有(近隣ホテル施設内/有料)
底質:砂地/サンゴ/ガレ場/泥池
最大深度:~25M
このビーチで観察したいウミウシ:アカテンイロウミウシ、ヒオドシユビウミウシ、コンシボリガイ、オトヒメウミウシ、スミゾメキヌハダウミウシ、ウサギモウミウシ、ブッシュドノエルウミウシなど

奄美大島の数あるビーチの中でも有名なビーチ。夏は海水浴場として、たくさんの観光客が訪れる。
東シナ海に位置するビーチは北から東側に面しているため、南風が吹く春から秋口にかけて穏やかなことが多い。
11月下旬を過ぎると北風が吹くため、荒れることが多いが、内湾に面しているため、冬でも潜れることがある。

ハゼ・甲殻類の種類も多く、底質が場所によって違うため、浅場〜深場、エントリー口付近まで様々な種類のウミウシを観察することができるスーパービーチ。

手広海岸

アクセス:奄美空港から車で約20分
施設:トイレ・シャワー有(冷水のみ)
底質:砂地/岩場
最大深度:~12M
このビーチで観察したいウミウシ:ウデフリツノザヤウミウシ、ゾウゲイロウミウシ、シンデレラウミウシ、アデヤカミノウミウシ、アマミウミコチョウ、カノコウロコウミウシなど

奄美大島でウミウシが多いところといえば、まずこの手広海岸をあげる人が多く、ウミウシダイビングで有名。
エントリー口のすぐ隣は、リーフになっており、サーフィンの大会が開かれるほどサーファーには人気スポットでもある。
太平洋側に面しており、倉崎海岸が潜れなくなる冬の間は、手広海岸が穏やかになる。

エントリーしてすぐの岩場にはウミコチョウの仲間、その先に広がる砂地や海藻にはミドリガイやウロコウミウシの仲間が観察できる。
沖にある根の近くには、通称「ウミウシの壁」があり、ドーリス類やミノウミウシの仲間が多数観察できる。
毎年冬になると、観察できるウデフリツノザヤウミウシ(ピカチューウミウシ)も人気。

ウミウシ以外だと、ウミガメの目撃数が非常に高く、シュノーケリングも楽しめる場所になっている。
ウミウシが少なくなってくる夏でも、潜れば何かしらの出会いがある、深度も浅くウミウシ探しならまずここをオススメする。

ピアテグリ

アクセス:奄美空港から車で約25分
施設:トイレ・シャワー無
底質:ゴロタ/サンゴ/ガレ場/泥池
最大深度:~25M
このビーチで観察したいウミウシ:シライトウミウシ、ダーベルウミウシ、ムラサキウミコチョウ、フジナミウミウシ、シモフリカメサンウミウシなど

Googlemapには表示されないが、ダイバーの間では「ピアテグリ」と呼ばれているポイント。
名前の由来は、ニシキテグリが観察できることから。
東シナ海に面していて、湾のさらに奥に位置するので多少の時化でも気にせず潜ることができる。

ニシキテグリ観察で有名なポイントだが、冬から春先にかけてたくさんのウミウシが観察できる素晴らしい場所。
ただ、泥池で透視度も他のポイントと比べて良くないため、ニシキテグリ目的のダイビング以外で、人を見ることは少ない。

通年とおして観察できる、シライトウミウシをはじめ、運がよいとダーベルウミウシやイマモトツガルウミウシなど、ツガルウミウシ属のウミウシが多数観察できる珍しいポイントでもある。

 

 

ビーチ(南部)

南部はボートダイブが主流だが、数少ないビーチポイントも。

準備中。